引き渡し1年後のプチリフォームとAEP塗装補修
引き渡しからおよそ一年が経ちました。
住環境には今のところ不自由なく暮らせており、特に温熱環境はアパートと比べ物にならないほど快適です。
困っているというほどではないですが、一年点検を機に工務店さんに相談し、ココをこうするといいなぁと思っていた所をプチリフォームしてもらいました。
プチリフォーム①
洗濯物干しのバーを延長。大活躍の衣類ガス乾燥機『乾太くん』には入れられない洗濯物もゆとりをもって干せるように。1mほどですが使い勝手UPです。
プチリフォーム②
玄関先に傘を引っ掛けられる部分を追加。濡れた傘は玄関先に出しておくのですが、傘がズレ落ちるストレスから解放されました。
プチリフォーム③
玄関先のルーバーに干し柿用の木材を追加。妻の念願が叶いました。これで干し柿を大量に作れるとご機嫌で、ニンニクなどの保存にも活躍してくれそうです。
さっそく干し柿制作に取りかかりました。なかなかいい感じです。
AEP塗装補修
我が家の壁は壁紙ではなく、AEP(アクリルエマルションペイント)塗装です。
何事もメリットデメリットはありますが、塗装面のマットな質感は好みでしたし、セルフメンテナンスが容易ということだったので採用。
一年経って壁の汚れが増えてきたので、思い切って塗り直しにチャレンジしてみました。
結果は大満足!!
子どもと壁の汚れ箇所に目印の付箋を付け、養生してローラーで塗り塗り。子どもが塗料を撒き散らさないか監視しながら1〜2時間程で全ての補修を完了。
ダマにならないよう気をつけ、汚れ部分の周囲と馴染むようにローラーをスッと動かす。子どもがやっても大人がやっても、乾いてしまえば素人目には何処を塗ったのかわからなくなります。
簡単に塗れてニオイもなく、室内が明るくなり大満足の再塗装でした。
お風呂選び。0.75坪強を使ってみて。
お風呂は少し小さめにしました。住んでから少し経ったのでその備忘録。
スーパー銭湯は好きですし、小さい風呂を積極的に選んだ訳ではありません。
選択したのは0.75坪強。
よくあるのは1坪サイズでしょうか。
近場のショールームに展示されていたのは1坪かそれ以上のサイズ。
展示されていても、0.75坪強サイズではなく通常?の0.75坪サイズなのでなんとなく窮屈な感じ。
最終的には自分たちに大きすぎず小さすぎずなサイズだろう!という希望も込めて決断しました。
数ヶ月使ってみての感想は『ほどよい塩梅』。
長湯の習慣が無いこと、人生の半分近くをアパートや宿舎で過ごしたので小さめのお風呂に慣れていたこと、上の子が一人でお風呂に入る年頃になったタイミングだったことなども関係していると思います。
でも、決断したイチバン大きい要因は実家で0.75強の大まかなサイズを実体験出来ていたこと。
大柄な方だと難しいかもしれません。家族構成や体型、お風呂に快適性を求めるか、当たり前ですがなによりも体感してから決断したほうが後悔がないでしょう。
少しだけでもお風呂を小さくすることは万人にオススメ出来るかは分かりませんが、コンパクトな家では間取りの自由度を上げられます。
我が家の場合は洗面洗濯スペースと玄関スペースの取合いで有効活用しました。
施主さんの感覚次第では小さめのお風呂は選択肢としてアリだと思います。
お風呂は鏡やスマートカウンターも無くしてスッキリさせました。
タオル掛けは2本設置してシャンプーやボディソープ、湯桶などを引っ掛けて使い、直接床には何も置きません。
ボトル下部や床にヌメリは付かないので快適です。
そして、床下エアコンで冬でもお風呂が暖かい!
我が家はお風呂で椅子を使わずに直接床に座るスタイル。
服を脱いでお風呂に入ってスグに座れます。ほっからり床の効果もあるかもしれませんが、床下空間が温まっているため浴室の空間も床も冷たくありません。これは超快適。
アパートのお風呂は血管が引き締まる寒さでしたし、バスマットナシでは冷たくて座ることができませんでした。
なによりも衝撃だったのはお風呂がすぐにしっかりと乾くこと!
写真は浴室内から外へ空気を吐き出す換気扇ではありません。浴室と脱衣場にの壁に設置されている、室内の空気を浴室へ流し込むための循環ファンです。通称『CF』。
入浴後オンにして数時間経てばほぼカラリ。冬の乾燥した室内へ湿気を送り込む効果もあります。
壁も床も浴槽もゴムパッキンもキレイな状態を保てており、今のところカビが生える気がしません。
すぐにカビだらけになるバスマットとオサラバできて快適です。
将来的に身体が不自由になったら浴室スペースが足りないんじゃないか、などマイナス思考になるとキリがないですけど、今のところ満足して使えてます。
停電でもそんなに寒くならないお家
正月に続き結構な寒波がきました。
いつも使っているJRは前日に計画運休を決定するほどの寒波です。
午前中は太陽も顔を出すほどの拍子抜けするでの天候でしたが、午後からは庭の木々が風で折れてしまいそうなほどの暴風。
夕方には数分の停電が何度かありましたがすぐに復旧。
子供たちは意図しない暗闇が怖いというので早めに就寝しました。
翌朝・・・
起きると何となく肌寒い。トイレの冷たい便座でようやく確信。
停電してる・・・
調べてみると夜の22時頃から停電していた模様。
寝ている間は全く気づきませんでした。
子供たちはいつものように掛布団を蹴飛ばして寝ています。
夜が明けてくると電力会社の広報車?が回ってきて、
『送電線が切れたため復旧作業を行っています。ご迷惑をおかけします。』
とアナウンス。
今回の停電は天災で電力会社によるものではないはず。寒い中夜通し復旧作業を行ってくれていた方々に感謝感謝。
各地では悪天候による被害が続いていて心配です。
停電から復旧したのは翌朝の7時過ぎ。
その間約9時間エアコンが止まっていたことになります。
気象庁データによると外気温はこんな状態で-1〜-3℃くらい。
我が家は引っ越して2ヵ月ちょっと。初の冬で電気代の傾向もわからない。
ということで、快適性を求めて10畳用の床下エアコンで24時間暖房中です。設定温度は22℃。
ちなみに換気は一種換気(熱交換ナシ)です。
これは
「コスト、交換・メンテナンス性、清掃性などを加味して考えると、もっとシンプルな方式のほうが良いのではないか。」
という設計思想によるもの。
停電中は単なる通気口状態になってます。
停電前の温度状況は写真に収めてませんが1階2階とも21~22℃くらい。だったかな。
↓が電気復旧直前の温度状況です。
夜間の停電時間を経ての温度低下は1~2℃。
暖かい家に住むようになってから1℃の差も敏感に感じ取ってしまうようになったので肌寒かったです(^^;
子供たちは寒いと文句タラタラ。
ですが、アパートだったら凍えて朝の準備をするどころではなかったです。
停電がほぼ夜間だけで復旧していただいたこと、ガスコンロでお湯を沸かして暖かい朝食を食べられたこと、そして高断熱住宅の凄さを改めて実感したこと。
平穏な日々が続くと忘れてしまいますが、いざという時の備えを確認しておこうと改めて思った出来事でした。
『外気収納』 高気密高断熱の必需品!?
高気密高断熱住宅に住み始めて2ヵ月ほど。
冬でも床下エアコンで家中が一日中暖かい。
家中が一日中暖かいと、野菜や果物やお米の保存場所に困ります。
そんな我が家に設置されているのが『外気収納』。
ダークグレーのガルバニウム鋼板がアクセントになってます。
外気収納とは・・
・総2階からはみ出した非断熱の収納空間
・キッチン側から開けるドアガラスはAPW330で高断熱の室内とは隔てられた空間
・通気ガラリが設置されて外気と同じ温度
・壁や屋根には防水処理がしっかりと
・可動棚で使い勝手向上
一時期、減額対象でしたが今はこれが無い生活は考えられません。
米びつ、果物、じゃがいもだけでなく、汁物が入った熱いお鍋もそのまま鍋敷きと一緒に外気収納へ。快適です。
アパートのリビングは暖房を消すとすぐに温度が下がるので室内が外気収納みたいでした(^^;
暖かい空間には収納したくないモノって何かしらあると思います。
収納するモノが多い家庭は断熱されていない土間空間や玄関下屋空間が収納場所になるでしょうか。
我が家の場合は、キッチン脇にあるという使い勝手と手軽な大きさで設計士さんの提案通り設置しました。
冬に家中どこでも暖かい家には必需品かも!?
吹抜けがある戸建ては寒い。わけではない。
我が家は吹抜けがあります。
吹抜けのメリットデメリットでよく見るのはこんな感じでしょうか。
メリット
- 解放感!
- 光を取り入れて明るい家になる
- 1階と2階につながりがある
- 家族のコミュニケーションが取り易い
デメリット
- 音やにおい匂いが伝わり易い
- 二階のスペースが減る
- 手が届かない空間があるのでメンテナンスに手間がかかる
- プライバシーの問題
- 構造的に弱くなる?
- 寒くて暑くて光熱費がかかる?
新築の後悔ポイントはよくブログで書かれています(^^;
その中でも寒さ暑さに関する不満は慣れることができないので深刻だと思います。
- 間取りの失敗
- 収納が足りない
- 設備や建材の失敗
- コンセントが足りない
- マンションは暖かかったけど戸建ては寒い。リビング階段にしたら二階から冷気が降りてくるので仕切りを付けた。新築なのに寒いので我慢して生活。など
躯体の性能について調べるといろいろな情報やキーワードが出てきます。
UA値、Q値、q値、C値、気密性、断熱性、耐震性、日射取得、日射遮蔽、換気方式、軒の長さや窓性能の重要さ、世界規模でみた日本の窓性能の位置づけなどなど。
ですが物事は調べるキッカケがないと調べることはありませんし、ましてや家造りのことはほとんどの人が人生一度きりなので知らないことばかり。
今は書籍だけでなく、ビルダーブログやHP、施主ブログ、そしてユーチューブからも様々な情報を得ることができます。
そしてそれらの情報が有益なものか、真偽のほどを判断できるかどうか。
コールドドラフトや結露は実際に体験してきたのでよくわかります。ですが、躯体性能がしっかりしていれば低規格のエアコン1台でも全館空調が可能だなんて体感していなかったらなかなか信じられないと思います。
エアコンのカタログに記載してある〇〇畳という能力がどういう前提条件によるものか考えたこともありませんでしたし、次世代省エネ基準を満たしてます!なんてチラシも信じてました。
実際は〇〇畳のエアコン能力表記なんて家の性能次第なので全くあてになりません。
知識実績のある信頼のおけるパートナー(工務店、設計士など)と巡り合えれば、自分が納得できる方向に軌道修正しながら家造りを進めていけます。迷い考えたうえで判断しても失敗はあるでしょうけど、安易に決めたりお任せにしないことで後悔は少なくなると思います。
新居は大きな吹抜けがありますが床下エアコンで気流感無く家中どこでもふんわりと暖かい。
全館空調の場合、吹抜けは空気が回るため有利だとか。シーリングファンは無くても1階2階の温度差はほとんどないので2階から冷気が降りてくることもありません。
10月末に入居してから11月になり、朝方はだいぶ冷え込んできました。
エアコンの使い方はまだ手探りで温湿度のコントロールは勉強中ですが、24時から6時までの夜間に23.5℃のタイマー設定で運用スタートしました。
11月半ばの北陸地方で日中は無暖房でもアパート生活からは信じられない快適空間。
ここ数日は太陽光が差し込む北陸らしくない天気です。
試しに夜間にエアコンを稼働しなくても翌朝までの温度低下はわずか。20℃を切ることはなく、日中は日射によって室温が上がり半袖で過ごすほど。そして寝るまで暖かさは持続します。
わずかな日射でも室温がグングン上がるとなると、夏場の暑さがどれほどになるかちょっと不安。。
イニシャルコスト。ランニングコスト。快適性。どれほどの躯体性能が最適かは分かりませんが、寒空のなか帰宅して玄関ドアを開けたときのふんわりと暖かい空気感を一度体験できると、家に求める優先順位が変わるかもしれません。
庭の樹々たち。
建築工程の関係で植えるタイミングが秋口になった庭の樹々。
玄関前のシンボルツリーもあり、室内から緑を眺めることもできてとってもいい感じです。
これから冬眠?休眠?に入るらしく元気いっぱいという感じではありませんが、秋晴れの日差しを受けロールスクリーンに映った影で樹々を感じることができます。
窓の近くに木を植えるのもいいものです。
風景を切り取るような窓から眺めるヤマボウシ。いい色に変わっていく様子も面白い。
冬を越して緑鮮やかな景色へ変化するのを楽しみにして、樹種名をメモしておこう!と思っていたら設計士さんがキレイにまとめてくれてました。
これから庭が育っていくのが楽しみです♪
エンガーデンさんから教えてもらったお手入れメモを参考にして程々に頑張っていこう。
さっそくジューンベリーとツリバナにイラガ?の繭を発見!
刺されるとチョー痛い緑色の虫です。
気づかずに孵化して成虫になると卵を産みに帰ってくるとか。。
恐ろしいので退散してもらいました。
小さな木の家 引き渡し。
二週にわたる完成見学会後、朝晩がグッと冷え込んできた季節に引き渡しとなりました。
施工中から頻繁にお邪魔していたので家の中のチェックは特段ナシ。気になるところはなくキレイに仕上げていただきました。
工事監理報告書や説明書等書類の引き渡し、換気空調の使い方、庭木の手入れ方法などなど説明を受けます。
塗装屋さんからAEP塗装講習も実施していただきました。簡単に塗ることができ驚きです。子供が汚しても自分で気軽に補修できるので、大らかな気持ちで過ごせそう(^^)
そしていよいよ鍵の引き渡し。工事用のカギから交換です。
シリンダーごと交換するものだと思ってましたが、本物?のカギで一度操作すると工事用のカギが使えなくなる仕組みになっているのですね。
これからバタバタと引越し作業が始まります。
引き渡しを終えた頃は日が落ちて肌寒い気温になっていましたが、無暖房の家の中はふんわりと暖かい。荷物搬入で動くと汗ばむほどです。
アパートに帰ると室内は冷え切っており寒くてすぐにエアコンオン。
快適な温湿度環境で暮らせるって最高です!外気温との差に気を付けないと。