2かいだてのいえ

~あたたかい家づくりを目指した備忘録~

設備編 お風呂選び。

初回プランをいただき、間取りの検討を行う上で優先して考えなければならないのは壁の配置。
家を大きくしすぎないという方針の我が家では浴室の大きさがとても重要で、設備では一番悩みました。
少し長くなりますが、決定に至る経緯を備忘録として記述します。

浴室への希望

私たちの浴室への希望は〝アパートより広ければよい〟ということ。
今までの社宅とアパートの浴室は0.75坪のもので、子供たちと入るとギュウギュウです。
いつもギュウギュウで入っていたので、実家の0.75坪の浴室で子どもと一緒に入浴しても充分だと感じていました。
子どもと一緒に入るのはあと少しですし、当初から浴室よりも脱衣洗面の広さを優先させたいと思っていたこともあり、浴室の大きさは0.75坪か0.75坪あればよくて、1坪も要らないな、と思っていました。

 

アパートと実家の浴槽内側の長手内寸法差は約17cm。浴槽でこの差はかなりでかいので快適度合は当然違います。
しっかりと確認しないと建築後の後悔事項筆頭になる可能性が高いと思いました>_<

 

また、間取りと壁(柱)の配置に関係するので浴室サイズが決まらないと基本設計が決まらないため、初回プランをもらった翌週にショールームに実物を見に行きました。

浴室サイズ、柱芯々サイズ

ユニットバスの内寸規格は色々ありますが、我が家で採用した「TOTOサザナ」のカタログによればサイズ感は次の通り。
0.75坪  1216(浴室内寸1200mm×1600mm、浴室柱芯1365mm×1820)
0.75坪 1317(浴室内寸1300mm×1650mm、浴室柱芯1517mm×1820)
1坪    1616(浴室内寸1600mm×1600mm、浴室柱芯1820mm×1820)など

バスのサイズ
出典:住まいるOSCAR

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TOTO サザナ 1216

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TOTO サザナ 1317

出典:TOTOシステムバスルーム サザナ オンラインカタログ


TOTOLIXILも1216はありましたが、1317は出る数が少ないということで近場に実物展示はありませんでした。
また、ショールームを回って調べていくうちに、浴室内側寸法が同じでも選ぶ浴槽がFRPか人工大理石かでお手入れや傷つきにくさが違ってくることが分かってきました。

そもそも、0.75坪にも0.75坪など種類があるのも同時に知ったのですが^^;
また、長手が10cm変わっても浴室芯々は変わらない。
一番の気づきポイントは、浴室寸法が同じでも浴槽内側寸法が結構違ってくること。
実家の0.75坪を充分と感じていたのは、浴室の割に浴槽内側の下端寸法が大きめだったからでした。

ほっカラリ床

さらに、選定基準が追加されます。
それまでは浴室広さと浴槽広さでの比較しか考えていなかったのですが、現物をみて考え方が変わってきました。

TOTOには「カラリ床」と「ほっカラリ床」があり、「ほっカラリ床」は乾きやすい機能に加えて柔らかくてあったかい。この柔らかい床はTOTOだけとのこと。
浴室空間も床も導入予定の床下エアコンで暖まるので、カラリ床だけで安く済ませられればいいと思っていました。
が、実際に触れてみると確かに柔らかさに惹かれる。調べていくと、床が割れてしまう!?などのネガティブ情報も出てきましたが、それも一部のハズ。
お風呂マットを敷かずに直接座りたいので、ほっカラリ床のTOTOに絞ることにしました。

そうすると、メーカーはTOTOで浴室サイズは1216のワンサイズ上となる1317となります。
カタログ上のTOTO浴室サイズは前述の通り。1317は体感できませんが1216より10cm大きければ問題無いと割り切りました。(不安は残りますが・・)

浴槽サイズ

あとは浴槽のサイズです。
アパート、実家、ショールームでの体感とカタログ数値(+想像)を総合的に考えた結果、私にとって満足度が高い浴槽は首の当たり具合や浴槽の勾配ではなく、浴槽下端長さが長いモノでした。

TOTOサザナの1317サイズだと浴槽はラウンド浴槽かクレイドル浴槽が選べます。
クレイドル浴槽は包み込まれるようなゆったり感を味わえるけど、ゆったり入れる代わりにラウンド浴槽に比べて浴槽下端内寸が狭い。
1317だと浴槽下端内寸の差は7cm。

ゆとりをもった小さい家。リビングを広めにとっても風呂を窮屈にして毎日後悔したくない。

とても悩みましたが、我が家の結論は「TOTOのサザナ 1317 ラウンド浴槽 +細かいトコロ」になりました。

 サザナ(SAZANA)|お風呂(バス)・ユニットバス - TOTOの浴室(バスルーム)

 

決定仕様

❏浴槽:ラウンド浴槽

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*補足  1317のラウンド浴槽はステップがなく、底面がフラットになっています。

❏床:ほっカラリ床

サザナの特長3:サンジュウマル お掃除ラクラクほっカラリ床|お風呂(バス)・ユニットバス - TOTOの浴室(バスルーム)『サザナ』

❏水栓:Sタイプ

❏カウンター:ナシ?スマートカウンター?
今までもバスマットを使用して床に座って体を洗っていたので椅子は使わない方針で。
座った場合だとカウンターの上にある水栓位置が高くて使いづらい。カウンターを付けないか、奥行きがないスマートカウンターを選択できるSタイプ水栓に決定。


カウンターナシとスマートカウンターの違いはこんな感じ。
スマートカウンターはTOTOショールームでも説明がなく、ネットサーフィンで知りました。水栓も下位のタイプしか対応しておらず、あまりオススメしてはいないのでしょうか?

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❏鏡
付けるのが当たり前と考えていましたが、床に座ると高すぎておでこしかうつらない…。標準品のような大きさは要らないし掃除も手間なので、高さが自由に変えられるマグネットで付けるタイプを予定。

❏シャンプー等はタオルがけを活用して活用して吊り下げる予定。

浴室サイズやオプションは決定。
ですが、1216から1317にすることで柱芯々距離を15cm増やす必要があります。
この15cm分をどこで捻出するか、プラン決定に向けて悩みの日々が続きます。