ファイナンシャルプランナーへの相談
工務店をすぐに決断できなかった理由の一つに、予算が明確になっていなかったということだと思います。
ぼんやりと、月々◯万円でトータル◯千万くらいなら払えるかな・・程度。
今となっては夫婦共に優柔不断で心配性な性格が功を奏し、焦って家づくりをすすめないで良かったのかな^ ^と思えます。
資金面の不安は、周囲の方から勧めてもらったファイナンシャルプランナーに相談することで解決しました。
FPさんのホームページ
事業内容は
(1)家づくり全般に関する相談業務
(2)家計改善のアドバイス及び生涯設計プランの作成業務
とされており、幅広い知識をお持ちです。
将来に向けての収支予測を診断し、適正な借入金額を把握することで無理のない返済計画が可能となります。
我が家は幸いなことに土地の目処がついていたので、土地探しを手伝ってもらう必要はありませんでしたが、世にある様々なローン商品の中から適する商品を自分たちで選ぶ自信はありません。
時間をかけて独学で調べたとしても、人生初のローン選びで最適な判断となっているか不安がつきません。恐らくできませんし、結局決められない。
多少費用をかけてでも、知識経験をもった人から我が家に合ったローン商品を紹介してもらうことで時間もトータル費用も節約できると考え、ローン選び等をサポートしていただく契約を結びました。
収支診断にあたり毎月収支の自己分析できましたし、これからの見通しも立ち安心して家づくりを進められるようになったと思います。
新潟市新津美術館に行ったついでにお散歩お散歩。
古津八幡山遺跡というところで、遊具は無いですが虫探しだけで子ども達は満足。
工務店への設計施工一括依頼から設計士へ
色々な人からアドバイスをもらい、なんとなくの方向性が決まるところまではスムーズだったのですが、そこで行き詰まります。
なんとなくだったから決まらなかったのですが。
何を決め手にすればいいのかよくわからなくなり、春先のいい気候だったことも重なって「もうアパートのままでいーかも。。。」とトーンダウンしたりして。
勉強していくと、設計者(施工監理)と施工者を分離して契約する方法があることを知ります。
職業柄、施工者以外の目でプロセスチェックする事はとても大切だと思っています。
しかし、住宅に関しては工務店やHMに一連でお願いする事が当たり前。少なくとも私たちにはそうでした。
住宅の設計(施工監理)と施工分離について、詳しくは設計士さんのブログに記載されています。
記事がたくさんあるので2つほどリンクを。
住宅の設計(施工監理)と施工分離は多くの人にとっては馴染みがないのではないのでしょうか。
私たちもそうでしたし、親に話しても『大丈夫なのか?』と言われるくらいです。
また、設計士に頼む顧客は見た目的なデザインを最優先していて価格も高い、なんて失礼なイメージを持ってたりして。(間違ってました。スミマセン。)
『施工監理』を何度も書いたのは、設計士さんにお願いするキッカケとして重要視したから。
人間ですから、意図的ではないミスや手違いの可能性はゼロではないと思います。また、たまに流れる信じられないような有名会社の偽装事件ニュースが頭をよぎります。
かといって、私たち素人ではチェック機能が働きません。もし疑問があっても施工者さんにはなかなか言えなそう(^_^;
そんなとき、設計を熟知した方に『施工監理』してもらうことが、心配性な我が家にとって安心に繋がると考えました。
当然ながら、工務店が良い悪いというコトではありません。
施工とは別契約なので、施主の立場から見てもらうというのもとても重要。
構造力学の視点からもチェックが入れば、施工者さんにもメリットがあるのでは?と勝手に考えてます。
諸々のメリットは設計士さんのブログで^_^
一度設計事務所のお話を聞いてみたいと思いました。
「高気密・高断熱」を知る
少しずつ家づくりの勉強しているなかで、高気密・高断熱というキーワードを知りました。
チラシなどで格安住宅でも同じ謳い文句で宣伝していますので、なんとなく見覚えはありましたが、深く知ることはありませんでした。
特に知ろうとしていなかった、というほうが適切かもしれません。
友人からの助言・紹介で「高断熱住宅」に関するセミナーに参加する機会がありました。
私たちにはこれが非常に幸運だったと思います。(感謝感謝)
セミナーでは、
「ガラス・サッシ性能」
「付加断熱」
「熱交換換気」
「冬季の暖房費(燃費)」
といった説明がありました。
広く触れる程度の内容だったのかもしれませんが、聞いたことがない話ばかり。
これ以降、暖かく過ごしやすい家にするにはどうしたらよいのか、関連書籍やインターネットで素人知識を蓄えていきました。
間取りへの興味よりも優勢してました(^^;
熱源を多く強くして冬をやり過ごす。
夏は窓を開けて風をいれる。限界がきたらエアコンを点ける。
実家でもアパートでもそうやって過ごしています。
いままで行っていたこれらの方法ではなくても、家自体の性能を上げられれば快適に過ごせることを知ったのです。
とは言っても、高気密高断熱と謳っている家を建てた人が「冬は寒い」と言ってたのを聞いています。
高気密高断熱といってもあたたかい家とは限らないの!??心配性な私たちは後悔しない為の情報収集を続けました。
家を建てる目的は・・・
情報収集を始めたのですが、漠然と「家を建てるのが当たり前」という感覚になっていました。
情報収集を始めた頃の家を建てる目的といえば、、
①あたたかい家
冬の朝、お風呂、外出から戻ったとき、結露等々から解放されたい。
②憧れの持ち家が欲しい。子どもたちの地元として帰る家をつくりたい。
③ゆとりのある空間が欲しい
実家は各部屋が廊下で仕切られていてそこそこの広さでしたし、社宅もある程度余裕がありました。また、アパートが狭い漠然と広い家がいいと思ってました。
でもお金かかるし、掃除大変だし、子ども巣立ったらムダが多くなるし、、、という葛藤。
④・・・
あとは何だったろうか。今思うとその程度で明確なモノを持っていなかった気がします。
友人と家づくりの話をすると、『どんな家?広い家?』みたいなことを聞かれて、『うーん』となることしばしば。
とある友人の助言をキッカケに、床下エアコンしか知らなかった私たちの家づくりの方向性が徐々にハッキリとしていったのです。
ブログタイトル
このブログは家づくりの過程を備忘録として始めました。
家に関したタイトルにしようと思ってはみたものの、センスの無い私たちでは思いつかず。
そんなとき、どんな家で暮らしたいか子どもたちへ聞いた際の息子の返答から拝借しました。
子『100かいだてのいえ。エレベーターつきで。』
親『んー。むり。2かいだてのいえなら。』
子どもたちお気に入りの絵本タイトルです。
面白いですが寝かしつけ時に読むと長い(^^;
100階にたどり着く前にいつも寝てしまいます。
家づくり情報収集スタート HMではなく工務店へ
引っ越しが終わり、新しい土地での生活が始まりました。
近年は、引っ越し業者がつかまりにくい&料金上昇が著しいので大変です。
働き方改革の効果??
引っ越しのたびに感じることは子どもたちの順応の速さです。
4月の始業式から帰ってくると、「○○ちゃんと友達になったよ!」と笑顔。
引っ越し前に「引っ越しヤダー。転校したくないー。」と大騒ぎしたあの涙は何処へ?!
親としてはその切替の速さに救われますが(^^;
よく遊んでた友達の名前も忘れてしまうのはちょっと寂しいです。
情報収集スタート
荷物も片付き生活が落ち着いたところで、家づくり情報収集スタート。
住宅展示場や完成見学会には数年前からちょくちょく行っていたのですが、転勤先での予習みたいなものでしたので、本格的な活動としては初めて。
まずは以前から気になっていた工務店のモデルハウスに行きました。
数年前に帰省した際に一度見学へ行ったことがあり、木の感じがとても良かったのです。
無知な私たちがそのとき衝撃を受けたのが『床下エアコン』。一般家庭用エアコン1台で家を丸ごと暖めるというシステムで、直接風が当たらず柔らかな暖かさで寒い季節だったのに快適。
工務店に聞いてみると、床位置に設置したエアコンから床下に向けて温風を吹き出すというもので、特別なシステムを入れているわけではないとのこと。
当時の私たちの概念にはないもので、とても驚いたことを覚えています。
一般的にエアコンは天井付近に設置して冷暖房を兼ねることが多いと思います。寒さが厳しい新潟の冬は灯油ストーブを使っている家庭が多いでしょうか。
いざ調べてみると、色々なサイトや本にも掲載されていました。
冬場の寒さが最も改善したいと思っているところで、夫婦どちらの実家も廊下は外気温とほぼ同じ。
祖母は家の中でニット帽をかぶっています(^^;
決死の覚悟で入浴します。
布団の重さと戦い足をこすりながら眠ります。
社宅は3階建の2階だったので、実家に比べて寒さは気にならなかったのですが、灯油ファンヒーターを使っていたこともあり、結露とカビにはかなり悩まされました。
何故か朝の忙しい時間に鳴る灯油切れアラーム〝エリーゼのために〟を聞くとテンション駄々下がりです(-_-)
また、検討を始めた早い段階で営業や展示場にかかっているコストの概念を聞けたのでとても勉強になりました。
CMやチラシなどで広く人々の目に入れるため経費がかかっていて、それが販売価格に反映されている。
全ての商品に共通しますが当たり前ですね。払わなくていい費用であれば払いたくないです。
そんなこんなで私たちの選択はいわゆる大手ハウスメーカーではなく工務店になり、その方向での情報収集の日々が続きます。
県外生活
知らない土地へ引っ越したとき、当然知り合いはいません。
人見知りの私たちは、小学校や保育園の保護者繋がりで交友関係を広げてきました。
子どもたちは少し遊べばすぐに仲良くなるので、それに親が乗っかる感じです^_^
何より、公園で遊んだ後「今日、飲まない?」と急遽ホームパーティ決定♪
→ 各自家にあるもの持ち寄りで人を呼べちゃうあの感じがよかったなぁ。
それぞれの家庭に家を建てるタイミングがあると思うのですが、アラフォーの私たちは仲間の中では遅い方です。
周りのステキなマイホームにお呼ばれする度に、
「これはおすすめ!」「ここをこうすればよかった話」を聞きながら、
マイホーム貯金&知識&憧れを増やしていきます。
県外に色んな話が出来る仲間ができたのは子どもたちのおかげです。
県外生活も満喫し、社宅歴9年の後、新潟への転勤が決まり、やんわり暖めていたマイホーム計画が始動するのでした。
初めて見たセミの羽化。子ども大興奮。